転職を考えているそこのあなた!転職先の離職率知ってますか?調べた?
いや、すみません…知りません…
離職率とか、必要ですか?
あまーい!リハ職にとっても離職率はめちゃめちゃ重要ですよ!
リハ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)において【離職率】は非常に重要な指標になっています
⇛なぜなら、リハ職は人手不足の職場が多いから!
つまり、なんとなく職場を決めると長時間労働やストレス過多の転職先に選んでしまいやすです
いわゆるブラック職場・ブラック企業を見極める指標として【離職率】を知っておく必要があります!
キャリアアップ、給料アップを目指した転職やとりあえず今の職場が嫌だから転職、様々な理由がありますが、
離職率を知っておくことでより有利に転職活動に繋がる、失敗しない転職活動を進められます
私はPT2年目で長時間労働などで入院し、今は転職して残業なしのホワイトな職場で働くPTです。
本記事を読むことで【離職率の重要性】と【離職率から転職先を選ぶ方法】を知ることが出来ます!
少しでも「離職率って知っておいたほうがいいかな❓」と思った方は読み進めてくださいね
なぜ離職率が大切なのか?
なぜ、離職率を知っておいたが方が良いの❓
離職率が高い職場は
- 職場環境が悪い可能性が高い(長時間労働やサービス残業、パワハラなど)
- 職場に不満を抱えやすい(給料・福利厚生など)
- 同期や中堅層が少なく、人間関係が悪いかも
厚生労働省の調査を見てみましょう!(労働者全体)
年初の常用労働者数に対する割合である入職率、離職率を見ると、入職率は13.9%、離職率は14.2%で、入職超過率−0.3ポイントと離職超過となった。
厚生労働省:令和2年雇用動向調査結果
医療・福祉分野全体としては、労働者平均と全く一緒です
一般企業であれば、就職四季報で確認することが出来るんですが…
就職四季報読みましたが、医療機関が載っていない…
病院ごと、施設ごとの離職率の確認が難しいです…
リハ職の離職率は医療機関で低く、介護福祉領域で高い
理学療法士の調査にはなりますが、
理学療法士の平均離職率は医療機関で10.2%、介護福祉領域で18.8%
【厚生労働省(日本理学療法士協会):2016年(平成28年)医療従事者の需給に関する検討会】
平成25〜27年の3年間での1年間での平均離職率
- 一番高いのは訪問リハ:37.4% 年間4割弱辞めてるってどういうこと⁉
- 一番低いのは高度急性期:6.8%
訪問リハビリは副業やパートで働いている方も多いので、離職率が高いようです
業種によって離職率に差が大きいことがわかりますね
離職率が高いということは人手不足になっている傾向が高いので、転職は比較的しやすいかもしれません
また、パートタイムなど正社員以外の働き方が希望するようでも福祉業界の方が募集は多い傾向にありますね
ただし、離職率がなぜ高いのかは、事前に確認しておく必要があります。
ブラック職場の可能性があります💦
そのため、個別の理由について考えて行く必要があります。
例えば、新病棟や回復期病棟の立ち上げなど、明らかな理由もなさそうなのに毎年多くの採用募集をかけている職場は避けたほうが良いかもしれません。
確認方法として、
なぜ介護福祉領域で離職率が高いのか?
- 給料が低い
- 育成制度がしっかりしていないことが多い
- やりがいを感じづらいかも
- 副業(土日のみ勤務)やパートの採用率が多い
離職率から転職先を考えてみよう
離職率は介護福祉領域の方が高い傾向にあります
毎年採用募集があるのか、採用人数は何名くらいか、調査が必要。
特に高度急性期の医療機関といえば、公立病院や大学病院が多く、公務員や公務員に準じた給料・福利厚生が受けられる可能性があります。
ただし、人手不足の職場が多いので、業務量が多い可能性あり💦
介護福祉領域では離職率が高い
全体的に人手不足
パートタイムや短時間勤務など、正社員・フルタイムでなくても、働ける可能性は比較的高い印象です
それぞれの特徴を知り、自分の働き方に合う職場を探しましょう!
退職理由から離職率の高さを読み解いてみよう【PT・OT・ST編】
リハ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)の退職理由を4つに大別出来ます(全2,780件)
- 紹介⇛562件
- 今の職場が嫌(今の職場に魅力が無い・人間関係が悪い・給料が安い・精神的にきつい・労働条件が違った・拘束時間が長い・仕事がきつい)⇛2,437件
- ライフサイクル(地元に戻るため・結婚・進学・家族の都合/希望・育児・介護)⇛1,359件
- 健康上の理由⇛132件
その中から、退職理由として一番多い「今の職場が嫌」、つまり「さらに良い職場を求める」理由を深堀りしてみましょう!
- 給料が低い
- 人間関係が悪い
- 長時間労働・業務過多
- キャリアアップ出来ない
給料が低い
リハ職平均年収418万9,400円 (参考元:厚生労働省;令和2年度賃金構造基本統計調査(職種、年齢階級別) )
- 平均年齢:33.9歳
- 月給:29万600円
- 年間賞与額70万2,200円
給与所得者(全労働者)の平均年収:433万円(令和2年分 民間給与実態調査(国税庁))
と基本的には労働者全体よりもリハ職の給料は低いんです💦
そのため、長く働いていれば昇給して給料が上がるわけではありません!
給料を最も確実に上げるには転職してより給料の高い職場に行くことです!
更に、20代の給料について詳しく知りたい方は【【給料明細公開】理学療法士20代のリアルな手取り給料は…17万7,000円!】
30代の給料について知りたい方は【【筆者実例】理学療法士歴10年の30代給料リアル…手取り月給は22万円】を見てみてください
人間関係が悪い
正直、人間関係が悪い場合の対処法はほとんどありません
嫌な人が辞めない限りは解決しない…
対策としては
- 転職
- 頼れるなら、上司や先輩に相談
- 職場内で異動(例えば、急性期チーム⇛回復期チームなど)
長時間労働・業務過多
自分が可能な範囲で業務をなるべく効率的にしていく努力が必要
新人時代はどうしても、何をするにも先輩に報告・相談したり、そもそも業務自体に慣れていなかったりと時間がかかってしまいますよね💦
ポイントは『このまま続けていて自分の成長に繋がるか』で判断する良いと思います
自分のためにならないなら、さっさと辞めて、新しい職場を探しましょう!
キャリアアップ出来ない
今の職場で働き続けていても、キャリアップ出来ないと感じるようなら、
さっさと転職して、より良い環境で働きましょう!
ただし、人間関係だけは良かったり、福利厚生だけは良かったりするパターンもあるかもしれません
離職率から自分の働き方に合わせた職場で働こう
2016年のデータになりますが(日本理学療法士協会調査)
- 医療機関:10.2%
- 介護福祉領域:18.8%
離職率が高い職場は人手不足の傾向があります
その分、就職がしやすかったり、必ずしも正社員・フルタイム勤務で無くても就職しやすい傾向にあります
今の職場は高度急性期病院になりますが、採用は数年に1度ですし、人手不足で忙しいです💦
新人で入職してたら、しんどかったかも
自身の働き方(正社員・フルタイム勤務がいいのか、パートタイム勤務が良いのか)を考えてみましょう
勤務地で転職先検索するとありすぎて分からなくなってしまいます💦
離職率が高いことはブラック職場の可能性もあるので、要注意を!
離職率を個別に確認するのは、正直難しいので、
転職前、そして転職後もしっかりと相談に乗ってほしい、医療系に特化している企業が安心な方には【【リハのお仕事】採用後にもサポートあり。4つの特徴を現役PTが解説】
在籍スタッフの半数以上が医療・介護で10年以上携わっている現場を知っている方にお願いしたいなら、【【現役PT目線で解説】PTOTキャリアナビ利用する?4つの判断基準】
を参考にしてみてください
今回の『離職率』からリハ職としての転職活動の一助になれたら幸いです
今回はこのへんで
ありがとうございました!